TVアニメ『BanG Dream!(バンドリ!)』、先日最終回が放送されましたね。
スペースでのライブを目標に頑張る香澄の挫折と成長、彼女の熱意と失意を受け止めてバンドメンバー全員が纏まっていく姿など、ここまでいいエピソードは散見されました。
しかしながらやはり全体を統括して見ると、魅力を感じるのか難しい作品でした・・・ 以下の2つの難点が最後まで引っ張ってしまって乗れなかったですね。
- ライブシーンのクオリティの低さ
- 主人公(香澄)への感情移入の難しさ
ライブシーンのクオリティの低さについても、以前ブログで記した5話などのように手抜きのような演出が印象を落としてるのが引っ掛かりますね。バンド全員での初ライブや、オーディション、最終回は一定のクオリティはありましたが・・・それでも期待を上回る出来じゃなかったです。
主人公(香澄)への感情移入の難しさについてですが、過去に記した通り、やはり序盤の香澄の突拍子すぎる行動(強引な勧誘、突然のキラキラ星歌唱)が、受け入れられなくて…
キャラ・シナリオ面で、序盤のつかみが悪かったり、作画が所々手抜きが見えてしまうと、やはり作品としてマイナス印象が大きくなるものです。
けものフレンズのように、作画クオリティがそれほどでもなくとも、伏線をひいて後になるほどじわじわ面白くなるような世界観で魅せるアニメは例外かもしれませんが、バンドリ!のような王道の青春音楽がテーマのアニメでは、キャラクター(特に主人公)、序盤のシナリオのつかみ、作画クオリティでつまずくと挽回は難しいですね・・・
バンドリ!は今後、OVAそしておそらく2期アニメも予定されてるでしょうが、今回の問題点を改善して、仕切り直してほしいですね。
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2016-09-01)
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