結城友奈は勇者である(ゆゆゆ)1期 考察/感想/評価:満開、そして散華していく日常・キャラの姿が鬱々しく辛い…【結城友奈の章】

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新年あけましておめでとうございます。

2018年も引き続き、アニメ感想/考察を本ブログで展開して参る所存です~ まだ冬アニメは何を取り上げていくかは決めてないですがw 前々期の「プリンセス・プリンシパル」、前期の「ラブライブ!サンシャイン!! 2期」のように、毎週話取り上げる予定の作品はまだ何とも目星ついてないですね……

2018年冬アニメも来週から本格スタートみたいですが、一方で前期2017年秋アニメのうち、スケジュール都合でまだ最終話を迎えていない作品があります。

「結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-」
# 最終話は 2018/1/5(金)深夜 放送予定

前期のアニメ感想/考察では特に取り上げてはいなかった作品ですが、個人的に「ラブライブ!サンシャイン!! 2期」と並ぶ、2017年秋の2大アニメの一つでした。美少女が主役という点を除けば、ラブライブ!とはジャンルも作風も全然異なるアニメですがねw

「結城友奈は勇者である(略称:ゆゆゆ)」ですが、このアニメはシリーズ作品で、3年ほど前の2014年秋にアニメ1期である「結城友奈の章」がTV放送されています。

2017年秋のアニメ2期では、途中アニメ1期の総集編が放送されており、アニメ1期未見でもついていけるとは思いますが……個人的にはリアルタイムで見ていたアニメ1期がすごく面白かったので、総集編だけ見て終わりにするのはもったいないかなと……一度1期本編を見るのをオススメします!

アニメ2期 最終話前ですが、「結城友奈は勇者である(ゆゆゆ)」 シリーズについて、ここで雑感を取りまとめておきます。

本記事は、ゆゆゆ アニメ1期 -結城友奈の章- について取り上げます。アニメ2期 の他章については、別記事にて展開します。

【結城友奈は勇者である 他章の記事】
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アニメ1期 -結城友奈の章- のおさらい


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さて、ゆゆゆ アニメ1期 結城友奈の章について、感想交えてざっくりおさらいです。作品のイントロダクションを紹介しますと……

結城友奈、13歳。勇者部に入ります。結城友奈(ゆうきゆうな)は朝起きて、支度して、学校へ行き、授業を受けて、部活して、友達と遊んで…。そんな普通の日常を過ごしている中学2年生。あえて特殊な点をあげるなら、彼女の所属する部活は「勇者部」。その活動内容とは?不思議な存在、バーテックスとは?神世紀300年、少女たちの物語-

これだけ見ると、ゆるふわな非日常系アニメかと思われますが、はっきり言ってイントロ詐欺ですねw 魔法少女まどか☆マギカを意識しているといえば分かりやすいでしょうか?本アニメシリーズは、かなりシリアスな変身バトルヒロインアニメです。

まず「ゆゆゆ」の世界観についてざっくり記すと、以下の通りです。

  • 舞台は神世紀300年(西暦2318年)の四国(主に香川県)。
  • 四国以外の世界はなんと滅んでいる。西暦終わりに「天の神」という存在が人類殺戮を行ったことによる。
  • 四国は人類の守護神である「神樹」によって守られ、「天の神」からの粛清を逃れた。
  • しかし、天の神はしもべである「バーテックス」という巨大化物を、度々四国に送り込み粛清活動を継続。
  • これに対抗するため、神樹に選ばれ力を与えられた少女である「勇者」が登場。バーテックスと熾烈な戦いを繰り広げ、四国を死守し命を散らしていった……
終末観ある世界、襲来する正体不明の化物、四国という絶海の孤島を死守すべく戦う少女たち……「新世紀エヴァンゲリオン」「蒼穹のファフナー」「魔法少女まどか☆マギカ」を連想するような設定です。

そんな過酷な世界観のなかで描かれる、主人公「結城友奈」たち讃州中学勇者部5人の(ゆるゆり 七森中ごらく部 みたいな?)愉快な日常……シリアスと日常をうまく調和させた上げて落とすストーリー……近年の中でもかなりの良作アニメだと思います。

「散華」していく日常・キャラの姿が辛い……


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ゆゆゆ の中でも特に目を引くポイントが、あの忌々しい「勇者システム」……

  • 「大赦」という組織が開発したスマホアプリ。これを介して、神樹の力を得ることで勇者に変身できる。
  • 戦うたびに「満開ゲージ」がたまっていく。ゲージMAXになると「満開」が発動でき超強力な攻撃が可能。
  • ただし満開を発動させた後は、身体の一部機能(視覚、聴覚、味覚、声帯など)を神樹への「供物」として捧げることになる。これが「散華」
戦い続けるたびに「散華」し、身体に障害を負い続けるという恐ろしい秘密に気づき、壊れていく平和な勇者部の日常……まどマギのように話が進むたびシリアスが加速していきます。

個人的にクライマックスだったのが終盤決戦前の第11話。勇者部の1人であり、ツンデレでちょろインの「にぼっしー」こと三好夏凜が、友奈を鼓舞するためにバーテックス複数体相手に特攻する場面ですね。満開・散華を連発して、ボロボロになっていくところは泣きそうなくらいヤバかったです……

最終的には、覚悟を決めて再起した友奈、結束した勇者部の活躍により、バーテックス殲滅に成功。勇者部は神樹よりお役目から解放されて、散華で失った身体機能を全員取戻します。一時は意識を失い続けていた友奈も復活し、一件落着のハッピーエンドな感じで章は幕を閉じます。

悪く言えば「ご都合主義、茶番劇」みたいな終わり方で、リアタイ当時は、最終話だけあんまり納得できなかったと記憶しています。

ですがその評価は、アニメ2期後半「勇者の章」で改められることになりました……そう、悲劇はまだ終っていなかった(怖)

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