技術評論社 (2016-10-22)
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前回に続いて人工知能（AI）の話題です。（AIに関しては↑の本が内容が整理されていて参考になります。）
ねとらぼで話題の記事の中に、AIに関する気になるものがありました。
あるアイドルのTwitter、人工知能が代行していた - ねとらぼ
アイドルのTwitterアカウントを本人ではなく、人工知能（AI）が代わりに投稿していたとのことです。詳細な仕組みは分かりませんが、以下のようなメカニズムでAIが自動投稿していた模様です。
あるアイドルのTwitter、人工知能が代行していた - ねとらぼ
アイドルのTwitterアカウントを本人ではなく、人工知能（AI）が代わりに投稿していたとのことです。詳細な仕組みは分かりませんが、以下のようなメカニズムでAIが自動投稿していた模様です。
- アイドル本人の過去のつぶやきを学習
- 時間帯や本人のスケジュールから、候補ツイートを幾つか生成
- 特徴が最も近い適切なツイートを選び、Twitterに自動投稿
投稿の比較写真を見る限り、AIも本人の文章とそん色ないものを投稿していますね。ただし、他人のリプライに対する返信の自動化はまだできていないようです。まあアイドルをはじめ有名人のアカウントは他人(特に一般人)に返信することはほぼないでしょうから、あまり差支えないのかもしれません。
AI自動投稿のメリットとしては、アカウントの炎上、ツイート誤爆の防止というものが挙げられています。これらはもちろん分かるのですが、アイドルだけでなく一般人にまで広げたときに一番のメリットに思えるのは、ツイートする文章作成の手間を省ける。ということでしょう。
といっても、完全に文章をAIまかせにするのではありません。自分の投稿をAIにすべてお任せして放置するのは、時に適切でないツイートをしてしまわないか心配な面もあります。また、AIではなく自分で投稿したい気分の時もあるでしょう。
ゼロから文章をAIに任せるのでなく、いくつかのキーワードを打ち込めば、それなりの文章をAIが自動で作ってくれる(まるでgoogleで検索するときのように)。ここまでできれば、十分つかえるのではないでしょうか。
文章が楽々書けるようになる一方で……
AIが完全に自分で投稿できるレベルくらいまで行けば、上記のくらいのことはできそうな気がします。そして、これはTwitterのみならずブログの投稿でも使えます。例えば、本ブログのアニメ感想/考察記事などを作る場合、以下のような流れです。
- 作品に印象に残ったポイントなどを投稿者がキーワードで打ち込む。
- 過去のブログ記事から、記事の構成や文章の特徴などを学習したAIが記事を自動作成。
- 記事を投稿者が確認・レビューして、微修正のうえ投稿。
前回の記事でも触れましたが、ブログ記事を書くのは本当に時間と手間がかかります。上記の点でいえば、2.の作業になりますが、ここが一番工数がかかる・・・AIでこれが解決できれば、大幅に記事執筆の効率化が図れます。
実は、海外ではそれらしきものが既にできている模様です……
来てしまった未来。AIによるいい感じライティング＆リライトツール『Articoolo』がやばい | BITA デジマラボ
日本語の記事自動作成が普及するのも時間の問題でしょう。記事の作成が大幅に楽になるのは有難みを感じる一方、ライティング系の仕事……いえ「書くという行為」自体が無くなるようで恐ろしいですね。ここまで来ると人間の思考作業がどんどんAIにとられてしまい、人が退化してしまいそうな危険も感じます……
以前、AIに関する記事を書きましたが、今回のAIによる自動Twitter投稿のニュースを見て、改めてその台頭を感じましたね。自分の手で書いてこそのブログだという気持ちもありますが、それも便利さの前には敵わなくなるのかも……
ちなみに当たり前ですが、本記事はAIで書いたものではありません（笑）
