プリンセス・プリンシパル 2話 考察/感想:チェンジリング作戦とは?アンジェとプリンセスの過去、正体、そして伏線…【プリプリ】

第2話 case1 Dancy Conspiracy
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プリンセス・プリンシパル第2話 case1 は、第1話 case13 から時間を遡り、メインキャラの一人であるプリンセスがアンジェ達の仲間になる前に彼女達と出会った時のお話でした。

女子高生ものらしい学園舞台、スパイものらしいダンスパーティへの潜入任務などスチームパンクと並ぶ、女子高生・スパイの2大要素がよく演出されていたと思います。ストーリーも第1話と同じく伏線が引かれてあり、本編最後で回収するという綺麗なまとめ方ですね。1回目と2回目の視聴では状況が異なって見えるという楽しみ方ができます。

締め方も、次が見たくなるような終わり方でした。アンジェとプリンセスにはかつてどんな過去があったのでしょうか?

スパイものらしく緊張感・伏線あるストーリー。2回見ると面白い

第2話のあらすじを振り返ります。

時間はさかのぼる―
まだプリンセスがアンジェ達の仲間になる前の話。
プリンセスと容姿が酷似していたアンジェは共和国側のスパイ組織・コントロールから、王国のプリンセスと入れ替わる『チェンジリング作戦』という任務を与えられる。プリンセスに接近するため、クイーンズ・メイフェア校に転入するアンジェ。先にメイフェア校に生徒として潜入していたドロシーと合流するも、プリンセスの傍らには常に衛兵がおり、またプリンセス自身がベアトリス以外に親しい友人を作らないことから、安易な接触は難しいと判断。そこで二人はプリンセスが参加する外務卿主催のパーティーへ潜り込み、そこでプリンセスとコンタクトをとろうとする。
しかし、この時、会場ではもう一つの重大な事件が起こっていた……。

チェンジリング作戦を遂行する丁度その時、パーティに居合わせた西側のモーガン外務委員が東側のノルマンディー公(アンジェ達の敵ボス)に接触するとの連絡がアンジェ達に入ります。モーガンは亡命の取引として、西側軍の建造計画書(詳細不明)が保管された貸し金庫の鍵をノルマンディー公に渡すらしく、西側にとっては一大事。

そこで、アンジェは当初の作戦通りプリンセスと接触。アクシデント(詳細は割愛)を起こして彼女の衣装を拝借しプリンセスに変装します。アンジェはモーガンと接触し、妻と一緒にを東側から西側へ亡命させる約束のかわりに、鍵を彼から奪うことに成功。

その後プリンセスに再会し、衣装を返して丸く収めたように見えましたが……アンジェの策略と彼女が西側スパイだということを、何故か見抜いていたプリンセスが取引を持ちかけます。女王になるために協力してほしい。Yes以外の回答であればアンジェ達の正体をここで皆にバラすと。

一方、会場に到着したノルマンディー公は、モーガンを狙撃されたと見せかけて意識不明にさせます。そして会場内全員に対しボディチェックという名目で、貸し金庫の鍵を見つけ出すという強硬手段に出てきます。プリンセスとの取引に慎重だった、アンジェ達の組織“コントロール”上層部も、遂に取引に応じます。プリンセスは鍵をアンジェよりこっそり受け取り会場の外に。

鍵が東側に渡ることを阻止できたアンジェ達ですが、アンジェ達が西側スパイだとプリンセスにバレたことについて、コントロールに内通者がいる懸念が残りました。しかしながら、それは他ならぬアンジェが犯人だったのでした。


スパイものらしいスリリングなストーリーで、最後の謎明かしを知ったうえで2周して見ると、アンジェとプリンセスの行動・表情が全く違って見えてしまうのが面白いですね。ですが、それ以上に興味をひいたのがアンジェとプリンセスの関係ですね。


アンジェとプリンセスの過去、そして今後が気になる……

アンジェとプリンセスにどんな関係があるのかは本編からある程度うかがえます。『チェンジリング作戦』に選ばれたとおり、何故かアンジェはプリンセスと酷似(変装すればアンジェはまんまプリンセス)している容姿を持っています。また特にカギとなるのは以下の会話です。
【アンジェとプリンセスの対面時】
アンジェ「私たち正反対だから(幼少時のアンジェ?が映る)」

【本編ラスト】
アンジェ「10年ぶりね」
プリンセス「お帰りなさい、シャーロット(プリンセスの本名)」
もうお分かりだと思いますが、アンジェとプリンセスはその通り正反対の存在。つまり、

  • 西側スパイのアンジェ = 実は東側の真プリンセス「シャーロット」
  • 東側のプリンセス = 実はプリンセスの影武者「アンジェ」
というわけです。
# 何やら、アンジェ→プリンセスの手紙の解読から判明されているようですが

2人は10年前(5,6歳くらい)までは一緒に過ごしていたみたいで、おそらく共和革命により離ればなれになってしまったのでしょう。2人が似ているのは血縁が近いから(隠し子の姉妹?双子?)なのか、偶然容姿が似ている他人同士なのかは分かりません。

いずれにしても、2人はかなり親密な間柄だったのは間違いないでしょう。だからアンジェは信用してプリンセスに自分の正体や、モーガンの鍵の件をリークできたのだと思います。さらに『チェンジリング作戦』が、入れ替わった後に現プリンセスを抹殺するような計画だったとしたら……アンジェは鍵の一件を盾にプリンセスを意図的に守ったとも見えます。

そう考えると、パーティでのモーガンとノルマンディー公の接触の件も、実はアンジェ(もしくはプリンセス)にとっては、織り込み済みだったのかも?色々考えが巡って訳が分からなくなりそうですが、面白いですね~

一方のプリンセスですが、女王になるために協力するようアンジェ達に取引きしますが、女王になってどうするんでしょうか?東側と西側の統一を図り平和な国づくりをしたいのでしょうか?それとも……!?
ドロシーが「食えない女」と言うように、プリンセスも何か底の知れない雰囲気がありますが、何を考えているのやら……何か第1話イメージと違って、小悪魔っぽいキャラに見えてきました。


手を組んだ西側のアンジェ達と東側のプリンセスですが、アンジェは「情報漏えいの可能性ありと認められた場合、自分がプリンセスを暗殺する」と……コントロールに告げています。これは間違いなくフラグですね……そのときアンジェはどうするのでしょう?(暗殺の約束もお得意の嘘だったり?)

ちなみに、この2人(アンプリ?プリアン?)は推せますねw それも含めてますます楽しみになってきました!

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