(2017-07-26)
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プリンセス・プリンシパル第3話 case2 は、第2話 case1 の続きのエピソードで、アンジェとプリンセスを慕う少女ベアトリスが活躍する空中スパイアクションの回でした。
プリンセスに続きアンジェ達の仲間になったベアトリス。アンジェを仲間と認めるまでには彼女との波乱な任務があったのですね……アンジェとベアトリス(アンベア)の２人はプリンセス大好きっ娘同士で、いいコンビです。
そして、アンジェとプリンセス(アンプリ)のかつての約束は果たされるのでしょうか？
今度は空中スパイアクション！アンジェとベアトリスはプリンセス大好きっ娘のいいコンビ。
敵側である共和国のスパイ・アンジェ達と手を組んだプリンセス。だが、プリンセスの友人でもあり侍女のベアトリスは、プリンセスと瓜二つであるアンジェに対して、アンジェがプリンセスと入れ替わってその地位を利用し、王国に被害を与えるのではないか？と疑念を抱く。そして警戒心を強くし、プリンセスは自分が守らなければと心に誓っていた。そんなある日、共和国スパイの総元締めであるコントロールから、プリンセスに指令が入る。それはアンジェ達に協力し、共和国側から盗まれた、紙幣の原盤を取り戻すミッションであった。(引用) TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』公式サイト
本作では、重力操作を可能とする物質“ケイバーライト”を利用した“空中戦艦”が作品世界の重要なガジェットとして存在しています。その空中戦艦を舞台としたスパイアクションがいずれ見られるだろうなと思ってはいましたが、第3話にしてそのエピソードが登場しましたね。
空中戦艦グロスターに潜入したアンジェとベアトリス。紙幣の原盤の保管場所に向けて、艦体の外装を渡ることにするアンジェですが、悪天候のアクシデントにより敵に発見されてしまいます。ですが流石は天才スパイ。銃撃の中をかいくぐり、格闘戦で相手をねじ伏せるなど派手なアクションを見せてくれました。自身も負傷したり雷に打たれたりと無茶しすぎなところはありましたが……
可愛くて実は東側の王女だった娘がどうしてこうなった？と言いたいところですが、アンジェかっこよかった！
空中アクションも見どころですが、電話交換室で多数の盗聴を同時に行い情報を聞き分ける。さらに、そこで得た情報をベアトリスに教えて彼女の変声で敵を欺いたりと、スパイらしい情報戦スキルをみせてくれました。現実のスパイもこれくらい余裕でできるんでしょうか？
アンジェとベアトリスはそれぞれプリンセスと縁が深く、詳しい事情は不明なものの彼女を第一に考えている。それがよく分かるエピソードでしたね。
ベアトリスには悲惨な過去があったようです。幼少時に機械狂いの貴族の父親に声帯を機械化されて以来、周りから疎まれて不遇な毎日を過ごしていたと。よくメンタル保ち続けられて性格も歪まなかったなと思いますが、ある時プリンセスに救われ侍女として仕えて以降、彼女を強く慕うようになったのですね。(第1話のスパイ活動で変声していたのは、何か道具を使っていたのではなく改造された声帯を使ってたわけですか。)
プリンセスに近づく者に対しては警戒心が強く、彼女に酷似したアンジェを見てチェンジリング作戦を見破るくらい頭も働くベアトリス。今回もアンジェに対しては敵対的な姿勢が目立っていましたが……
アンジェ「私はここで死んでもただのスパイよ。でもあなたが捕まったらプリンセスが疑われる。そんなこと絶対に許さない！」
グロスターで原盤を手に入れたもののピンチに陥り、自分を顧みずベアトリスに脱出を促すアンジェ。そこに任務や国ではなくプリンセスを最優先に考えているアンジェの意志をベアトリスは悟ったようで、通じるものを感じたのでしょう。スパイの実務でもいい連携を見せましたが、最後のパラシュート降下でのプリンセスへの絶叫告白(？)のようにプリンセス絡みでもこのアンベアはいいコンビですね。
アンプリの約束は果たされるのでしょうか？
ところで第3話冒頭では、第2話最後のアンジェとプリンセスの会話の続きが流れました。
アンジェは王国のプリンセスに会うために西側のスパイとなり、チェンジリング作戦を利用して接触、２人でアルビオンからの逃亡をはかろうとしていたようです。この話を持ちかけた時のアンジェですが、他の誰にも見せないいかにも普通の女の子らしい表情で真剣な様子でした。普段のクールで強気な態度は自分や他人を騙すための仮面であり、これが彼女の素顔なのか……それともこれも仮面なのか？
しかしながら、かつてのアンジェと交わした約束を果たすと決めていたプリンセスは、アンジェ達の協力を受けて女王になるといいます。第2話でも考察しましたが、女王となって東西アルビオンの統一をはかりアンジェと一緒に暮らせる国づくりを進めることが目的のようです。
アンジェ「いいよ、やろう。私が騙してあげる。あなたも、世界も、そして私自身すらも……」
プリンセスに再考を促すも、彼女に協力することを決めたアンジェ。すべてを騙すという決意を伝えて……
アンジェとプリンセスの過去とその関係については、まだ明らかにはされていません。今回の2人の台詞と回想カットから以下がうかがえるくらいですね。
- 2人は幼少の頃、共和革命で離ればなれになったこと
- プリンセスはそのときのアンジェとの約束(おそらく、女王になって一緒に暮らせる国をつくる)を果たそうと考えている
それからお互いまた一緒に暮らすために日々を生き、遂に再会を果たしたわけですが、アンジェの言うとおりプリンセスとの約束は簡単ではなさそうですね。アンジェもプリンセスに協力するとは言うものの、実はアルビオンからの脱出をまだ考えていそうです。状況次第ではプリンセスを連れて逃げる行動に出るかもしれません。
アンジェとプリンセスの逃避行のエピソードがこの先ありそうな気がしますね……それも面白そうです。ちなみにアンジェが逃避先に決めていたカサブランカ(モロッコ最大の都市)ですが、これは「百合の女王」と称される花の名前でもあります。やはり、アンプリはそういう関係なのか^^
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