OPもEDも変わって第2部突入のRe:CREATORS（レクリエイターズ）第14話。OPで新キャラが2人確認されましたが、そのうちの一人「星河ひかゆ」が本編終盤で登場するなど、今後の雰囲気が変わってきそうなエピソードでした。そして、アルタイル封殺イベント「エリミネイション・チャンバー・フェス」が始動する中、ついに颯太君が奮起してきましたか……
衝突は被造物だけでなくクリエイター(創造主)にも……
バトルなどのエンターテインメントより、状況説明の会話や作戦会議、過去回想などが比較的多いレクリエイターズですが今回も「溜め回」でしたね。人によってはストーリーが緩慢に思えるかもしれませんが、自分はそれほど退屈に感じず気長に見ています。見方を変えれば作り込みが丁寧とも言えますし。ただ終盤の尺が足りずに、尻切れトンボにならなければいいですが……さて今回は、第12話でメテオラが中心となって提案したアルタイルを封殺するための官民組織主導クロスオーバーイベント、「エリミネイション・チャンバー・フェス」が始動していきます。業界人巻き込んでのキックオフ会議や、松原さんたち創造主たちによる企画打ち合わせなどが描かれました。
「エリミネイション・チャンバー・フェス」に関するこまごまとした説明はよく覚えていませんが、最終的には大型スタジアム(日産スタジアムと思われる)で、アルタイル一派と対決する天下一武道会みたいなイベントを開催するという内容みたいです。肝心なのが勝敗の結果は観客であるファンに委ねられる点ですね。そこで、事前にアルタイル一派が敗北するのが自然になるような環境を準備したり、そもそもこのクロスオーバー自体がファンにとって受け入れやすいものであるよう伏線を用意しなければならないわけです。
松原さんたちクリエイター達がクロスオーバーの導入について打ち合わせをしていましたが、ダメだしなどが起こり一時険悪なムードになりました。
八頭司「おたく(中乃鐘)のところの作品、悪いけどガキ向けだからさ、許されるかもしれないけど、そんな世界観のクロスオーバーって正直できるかってことですよ……」
松原「できるかって言われても、俺もあんたの作品の世界観よく分かんないでね。」
八頭司「なに？つまんねぇって言ってんの？」
(中略)
中乃鐘「まわりの都合無視って、仕事じゃないでしょそれ。締切とか発注元の都合とか、色んな条件に折り合いつけていくのが仕事でしょ？」
八頭司「あんたみたいなリーマンライターならそういうだろうけどよ。給料もらってるあんたと違って、こっちは自分かけてやってんの。根本的に取り組み方が違うんだって。」
価値観や考え方にまで及んだりと、まるで第6話のように自分たちの被造物キャラ達が衝突したときのようでしたね。どちらにも事情があり、言うことも正しいように思える。見ていて面白かったです。自分はアニメ制作スタッフや漫画家さんがどういう気質の方なのかは知りませんが、現実にこんな企画が出ると同じような衝突が起こるのかも……レクリエイターズのスタッフはその辺り、よく分かっているのでしょう。
最終的には、八頭司さんがデレて前向きな案を出したことで、丸く収まってよかったですが、メテオラ中心のクロスオーバーをどのように修正してきたのか……！？
颯太君の企画とは？新キャラ星河ひかゆの設定は？
松原さん達の打ち合わせ、まりねさんの創作の苦悩を間近で見ていて、覚悟を決めた颯太君。クロスオーバー導入の打ち合わせが終わった後、松原さんに遂に提案を持ちかけます。内容は分かりませんが、松原「ひっでぇこと考え付くなｗ 恐れ入るよ。とりあえずキャラを組んでみろよ。どれくらい割り込ませられるかは、今の段階ではわからないけどな。そういうのを差し込むと回るんだよ。物語ってのは。」
松原さんと居合わせた駿河さんの反応はよかった模様。アルタイルを止めたいと言っていた颯太君も、ただ傍観しているだけではなく、思い描いていたものがあったようです。彼が提案したのはクロスオーバーのプロットか……それとも具体的な新キャラでしょうか？後者なら面白そうですね。スパロボみたいにクロスオーバー作品のオリジナル主人公キャラを出すとかはファンにも受け入れやすいと思います。第10話の考察で述べましたが、それがアルタイルに対抗するキャラという設定なら熱いんじゃないかと。
それにしても、プロたちに囲まれてる颯太君の環境はなかなか恵まれていますねｗ 普通の人にはあり得ない環境ですが、この大成長のチャンスを彼がどこまで生かして、物語やキャラを創れるかですね。
あとキャラといえば、終盤にセレジア達の前に新キャラが登場しましたね。新キャラの名前は「星河ひかゆ」……OPに作品イメージらしきカットがあり、それを見る限りではラブコメのヒロインみたいなキャラに思えました。
ただのラブコメのヒロインが出てもバトルにはならないので、おそらく変身能力や超能力など何か特殊な力を持っているのかと思われますが、果たして……？
味方側につきそうな感じですが、次回を待ちましょうか。
