バンドリ! 3話 感想/考察/評価①:香澄とのコミュニケーションギャップがネック


バンドリ!3話見ました。

ネットでも批判が多く出ているようですが、確かにこれは荒れる内容だったと思います。自分もこの3話で先が不安になってきました…

3話まで見て、薄々感じていたこの作品の問題がよりクリアになってきました。それは主人公である香澄と、他キャラそして視聴者との「コミュニケーションギャップ」です。

このアニメを見てどうもネックに感じるのは以下の問題点です。
  1. 香澄と他キャラの掛け合いが浅い
  2. 香澄の心情や価値観が分かりにくい
  3. 香澄の奇抜すぎる行動についていけない
1点目については、香澄がバンド仲間を集めるときなどに感じるのですが、コミュニケーションが一方通行だなと。有咲に対しても、りみに対しても、ただ自分がバンドやりたい、ギターが弾きたいという気持ちで誘ったり、付き添ったりしているだけで、相手の事情を理解してあげる様子があまり伺えませんでした。

3話でりみと一緒に夕暮れの公園で、彼女の事情を聴いてあげる場面はあったものの「りみとまた話せてよかった」と言っただけで終わりでした。そこから、相手にもっと踏み込んで、抱えている悩みを解決してあげたり、共通の目標を見出してバンドで頑張ろうと提案したりするなど、相手に寄り添う姿勢が香澄には見られない。
コミュニケーションが埋まらずギャップがあるままです。

相手を巻き込みたいなら、そのための言葉を尽くさないと、ただの 「傍若無人」になってしまいます。香澄、そして作品の印象が芳しくないのはまずここだと思います。


ちなみに、引き合いに出すのもどうかとは思いますが、同じような「仲間を集めて部活を楽しむアニメ」で最近のものに「ラブライブ!サンシャイン!!」がありました。

主人公の高海千歌は、仲間集めのときには、ただ自分がスクールアイドルをやりたいと主張するだけではありませんでした。相手の事情を理解してあげて、一緒にAqoursで活動すればもっと楽しくなれるということを、言葉を尽くして説得している姿勢が見られました。

個人的に千歌は非常に好感のもてるキャラであり、それが作品の好印象につながっていったと思います。主人公の印象というのは、やはり大事ですね。

バンドリ!の他2点の問題点については、また次回に。

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