バンドリ! 3話 感想/考察/評価②:香澄の心情を理解しにくいのがネック

バンドリ!3話感想(1):香澄とのコミュニケーションギャップが作品のネック?|Nine's blog

↑の記事の続きです。前回は、バンドリの問題点について整理し、以下の1番について述べました。
  1. 香澄と他キャラの掛け合いが浅い
  2. 香澄の心情や価値観が分かりにくい
  3. 香澄の奇抜すぎる行動についていけない
2番以降について、詳しく記します。
2番目の件ですが、これは1番目が香澄⇔他キャラであるのに対して、今度は香澄⇔視聴者とのコミュニケーションギャップについてのものです。

香澄がどんな価値観や、やりたいこと、夢を持っているのかは、第1話の教室での自己紹介で大分つかめると思います。
香澄「私、小さい頃、星の鼓動を聞いたことがあって、 キラキラドキドキって。 そういうの見つけたいです。 キラキラドキドキしたいです。」 
アニメ「バンドリ!」1話より
これを聞いても分かるとおり、香澄には悪いですが、何と言えばいいのか・・・とてもふわっとしてて理解しにくいです・・・

前回と同じく引き合いに出してしまいますが、「ラブライブ!サンシャイン!!」の高海千歌は、
  • 小さいころから何をやっても普通で、打ち込んだり、やりがいを感じられるものがなく、高校2年生になってしまった
  • そんなとき、普通の女子高生なのにキラキラ輝いていたスクールアイドルμ'sを見て憧れ、スクールアイドルをやりたくなった
ということを語っていました。視聴者としても共感できるようなところがあり、かなり分かりやすいと思います。「普通でやりたいことが特にない」というのは、誰しもそんな時期を経験したことはあるでしょうし、「普通なのにすごく輝けるスクールアイドルに憧れた」という、「普通コンプレックス」を克服したいという動機も自然です。

これを踏まえると、ラブライブ!サンシャイン!!のキャラ付けってうまく考えられているなと思います。

バンドリ!の香澄も、もうちょっとこれくらい分かりやすければいいのですが・・・ちょっと彼女の考えを理解するのにギャップがありそうですね。不思議ちゃんキャラとして受け入れるという手もありますが・・・

次回は3点目について書きます。

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