(2017-09-13)
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プリンセス・プリンシパル第10話 case22。スパイ養成所時代のアンジェとドロシーの同期だった新キャラ「委員長 (本名不明)」が登場します。
委員長はニックネーム通り真面目なだけでなく、友達思いのいいキャラでしたが……世の中は優等生には生き辛いものなのでしょうかね。まさかあのような最期になるとは。
ミスリードを誘う演出、救いのない結末、そしてラストに衝撃の急展開……プリプリらしいハードなエピソードでした。
ラストスパート、こっからホントどうなるんだろう！？
真面目な委員長にもプリプリは容赦ない。報われない最期が待っていた……
かつて、ファームと呼ばれるスパイ養成所でアンジェとドロシーの同期生だった“委員長”。
彼女は養成所時代、成績が2位から落ちたことのない優等生でもあった。
今回、アンジェ・ドロシー・ベアトリスの3人に与えられた任務は、そんな彼女と共に海軍卿の居城から機密文書を奪取するというものであった。
任務は無事に終了したかに見えたが、アンジェとドロシーにはもう一つの指令が与えられていた…。
アンジェとドロシーに与えられていたもう一つの指令……それは委員長の二重スパイ疑惑を調査することでした。
委員長は、やはりアルビオン王国側の二重スパイとして動いていました。ファーム時代ではアンジェに次いで万年2位の成績優秀者であり、卒業後も実戦で活躍していた彼女がなぜ二重スパイを働いていたのか？
答えは、プリプリ♡秘密レポート 第10回で言及されていました。「ノルマンディー公配下の秘密警察の策略により、薬を打たれ弱みを握られたため」とのことです。劇中では時折、薬物を身体に注入して落ち着かせる場面がありましたが、あれは覚せい剤やヘロイン等麻薬の類だと思われます。王国側もやることがえげつない……
王国側がどのような手で委員長を薬漬けにしたのかは分かりません。ただ、彼女のその真面目な性格から来るストレスにつけ込んで、薬に手を出すように誘導したのかもしれませんね。
委員長「成績なんて本当はどうでもよかった。他人から失望されたくなくて、必死に優等生やってただけ……でも、もう疲れちゃった。」
ドロシー「下手な息抜きをして、ハメられたのか？それとも……」
委員長「どっちもよ……私もあなたみたいにできたらよかったのにね……」
二重スパイである以上、処分されると分かっている委員長。気遣いから、せめてドロシーに撃たせずに自分で頭を撃ち自殺します……何も死ぬことはなかろうとは思いましたが、容赦ないですね。プリプリ。
委員長には、なりたくてもなれなかった憧れの人がいて、それは完璧優秀だったアンジェかと思いきや、ドロシーの方でした。風のように自由奔放で切羽詰らないドロシーのようでいたかった…… でも他人の評価を気にしてしまう優等生にはそれができなかった。その結果ストレスをため込んでしまい、敵側に唆されて薬物依存体質になってしまったのでしょう。
……成績優秀で真面目な会社員ほど、うつ病になりやすく、最悪には精神薬漬けになってしまうと聞きますが、なんだかそれとかぶりますね。世の中、優等生には生き辛いところがあります。ドロシーみたいに気楽に行けたらいいですがね……それが無理でも、せめてドロシーのような仲間がいつも一緒にいてくれたら、委員長も救われたかもしれない。
自分もドロシーのような友達が欲しいなー。アンジェは推しキャラですが、友達になるにはちょっと難しいかもです。クロトカゲ星人だからとか、嘘つきだからとか、他人に興味がない（委員長 談）からではなくて、アンジェはプリンセス一筋だからですねｗ
そのアンジェですが、最後にとんでもない指令が彼女に出されました……
プリンセス暗殺指令の背景は？
「プリンセスを暗殺せよ」……10話の最後、コントロールの会議室でアンジェとドロシーに出された命令です。
どういうわけか、今まで指令を出していた諜報部のLに代わり、ジェネラル（服装と名前からおそらく軍関係者。大将クラス？）がコントロールのトップにすげ替わっていました。そのジェネラルからの突然の指令。
なぜこんな指令が出たのか？共和国に、コントロールに一体何があったのか？推測の域を出ませんが、プリンセス暗殺指令の背景については4つほど浮上しました。
- プリンセスの二重スパイが発覚した。
- アンジェの二重スパイが疑われた。
- 王国侵攻のための軍の策略。
- ノルマンディー公の策略にコントロール・軍が乗せられた。
2点目。第2話 case1 でプリンセスにアンジェ達がスパイだとばれた件で、組織の内通者探しに躍起になったコントロール。ここにきて、アンジェに疑いの目を向けてきたのでしょうか。プリンセス暗殺を踏み絵として、アンジェを試そうとしている？
3点目。何らかの事情により共和国が武力でアルビオン統一を図ろうと急ぎ始めた。そのためにプリンセス暗殺大事件を起こし、その混乱に乗じて王国に侵攻するという軍の策略です。ここで第10話で、委員長の潜伏先で海軍卿が「ヨーロッパ全体の海図が変わろうとしている」と述べていたのが気になっています。周辺の列強が力をつけ、かつてのアルビオン一強の時代が終わろうとしている軍事情勢は共和国も意識しているでしょう。早急に勢力維持・拡大するため、王国侵攻・アルビオン統一をここで果たしておきたいという狙いがあるのかもしれません。
4点目ですが、ラスボス・ノルマンディー公の策略……これが可能性高そうですね。第5話 case7 で描かれていましたが、ノルマンディー公は王位継承4位のプリンセスを厄介な存在とみています。十兵衛戦にはプリンセスを巻き込んで暗殺する狙いがありましたね。ここにきて、コントロール・軍部がプリンセス暗殺に動くような情報を流してきたのかも。もしかして、ジェネラルはノルマンディー公の手の者だったり？
異動させられたLの動きも気になりますが、一番気にかかるのはやはりアンジェ…
いよいよ物語も佳境入り。アンジェはどうする！？
「情報漏えいの可能性ありと認められた場合、自分がプリンセスを暗殺する」
第2話 case1 でアンジェがコントロールに約束した言葉ですが……やはりこれはフラグだったのでしょうか。遂にそのときが来たようです。
暗殺指令を出されたアンジェは澄ました顔をしてますが、内心は「そうはいかない！」と言ってるでしょう。言うまでもなく、アンジェはプリンセス最優先なので暗殺などする気はなく、あの約束は面従腹背の嘘です。ただ、この時に備えてアンジェもいくつかプランを用意しているのではないでしょうか。
プリンセスを殺させないために、アンジェ、そしてチーム白鳩が取りそうな動きですが、自分には以下の3つが浮上しましたね。
- プリンセスを連れて、カサブランカの白い家に向けて逃避行
- プリンセスと入れ替わり、アンジェが身代わりに死ぬ
- 2.でプリンセス（アンジェ）が死んだと見せかけて、後でチーム白鳩が大逆転
2.ですが、これはできれば避けてほしいチェンジリング作戦 バッドエンド。プリンセスが何よりも大事なアンジェであれば、自分の命と引き換えにしてでも守ろうとするでしょう。王国・共和国、世界を騙して(アンジェは実は本物のプリンセスなのですがね)、プリンセスを無事に生かせる方法が、これしかないなら選ぶかも。
3. が一番期待したいところですね。敵・味方を欺いて一時やり過ごし、後で尻尾を出してきた黒幕一味（ノルマンディー公あたり？）をチーム白鳩で成敗する展開。プリンセスを危険な目にあわせるのはまずいので、アンジェが身代わりとなり、死んだと見せかけたところで次回は終わりでしょうかね。もしくは、プリンセスが覚悟決めて危険をおかしたところを白鳩が救出するOPみたいな流れになるのかも。
さて、色々妄想捗りましたが、結局は本番が来ないと分かりませんねｗ
次回は、case23……第10話の続きですね。アンジェはプリンセスのもとに急ぎますが、コントロールからの目付け役ゼルダがプリンセスの元についている。そして、ドロシーとちせ殿がアンジェの前からいなくなってしまう事態に……プリンセス暗殺に向けてコントロールが手配したのでしょうね。
アンジェにとって味方がいなくなったのは芳しくない状況ですが、ベアトリスがいるらしいのは明るい要素でしょうか。第10話で見せたようにベアトもスキルを上げており、何よりアンジェと同じプリンセス親衛隊。ここはまず、第3話 case2 みたいな、アンベア コンビで姫様をお助けというところかな。
振り返れば第3話以降、ピンチらしいピンチに陥ってないアンジェですが……来週はボトムズみたいに地獄に付き合わされそうな予感……
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