レクリエイターズ9話、一言でいえば“もどかしい”エピソードでしたね。人を陥れることを愉悦とする真鍳(まがね)がその設定通りの仕事ぶりでした。やはり残念なことになったまみかの件で颯太を追いつめ、次はメテオラまで・・・ ただ、颯太はこのまま持ち直してほしいです。
まみか助からず・・・愉悦キャラ真鍳(まがね)のもどかしさは流石
レクリエイターズ8話感想/考察:まみか“マミって”ほしくないがアルタイルの復讐の刃を切り抜けられるのか?前回の記事で懸念していましたが、やはりまみかは助からず退場してしまいましたね・・・物語も中盤に差し掛かったあたりで、株上げてきただけに残念でした。これで現実世界でも被造物は絶命すること、その場合姿も消滅してしまうことが分かりました。
まみかがいた元の世界すなわち創作物がどうなってしまうのかは明らかにされませんでしたが・・・何らかの影響はあるでしょう。最悪、 “マジカルスレイヤー・まみか” という作品自体無くなってしまっているのかも?
しかし、満身創痍で逃れてきたまみかが、事の顛末を話した相手が悪かったですね・・・よりよって、あの真鍳に・・・真鍳としては悪運がいいのでしょうが、アリステリアにそれとなく「まみかを襲ったのはメテオラ」だと吹きこんだりと、状況を悪い方へ翻弄してくれます。悪役愉悦キャラならではの、もどかしさですね。
アリステリアも直線的なキャラなのは分かっていましたが、真鍳とは本当に相性が悪いですね。ここまでいいように利用されるとは・・・対照的に弥勒寺優夜は真鍳の本質を見抜いて、うまく立ち回れてると思います。前から頭がキレていて株高なキャラですが、まだまだ活躍してくれますよね?
なんか、まみかの件から死亡フラグがどんどん他キャラに波及しているように見えるのですが・・・
颯太については、前回の考察の予想通りまみかが消えたのは自分のせいだと、一時思い込んでしまいましたね。ただ、簡単に真鍳にのせられずメテオラにすべてを吐露してなんとか持ち直したのは、良かった点だったと思います。
次はメテオラが危ない!?颯太は奮起できるか?
9話の終盤、真鍳の悪意によって「まみかを襲ったのはメテオラ」だと吹きこまれたアリステリアが、弥勒寺優夜・メテオラの前に対峙します。アリステリアの性格上、彼女の勘違いを解くのは難しく何が何でもメテオラを倒そうとするでしょう。ここで、大崩潰阻止派の頭脳であるメテオラがやられて退場されては、ますます状況は大崩潰まっしぐらでしょう。メテオラもポジション的に重要なキャラなのですが、怒りのアリステリアに狙われてる状況からして、次に死亡フラグが濃厚なのは彼女です。
ただ、そんな彼女の死亡フラグを増強するかのような場面であるものの、主人公の颯太にこれからの事に立ち向かうよう諭すシーンがありました。
颯太「僕はシマザキさんを助けなかった…どこかで…いい気味だって…別にあの子は何も変わってなかったのに。シマザキさんには…本当は違ったのに…届かない自分が悔しかっただけなのに…僕は彼女を死なせてしまった!」
(中略)
颯太「違う!迂闊なのは僕だ!シマザキさんだけじゃない!僕は…まみかちゃんまで!」
メテオラ「颯太殿。誰かに傷を負わせた責を負うのならあなたはそのことを忘れてはならない。口触りの良い言葉で忘却してはならない。そこから目をそらさぬよう何ができるかを自分に問い続ける事。それはすなわちあなたが生きると言うことの意味。世界は選択と覚悟を要求する。抱きしめ、そして立ち向かいなさい。」
颯太がシマザキ・セツナに対し、その才能に嫉妬していたことは8話考察で触れましたが、やはりその通りだったようです。ただ、メテオラにすべてを話してこれからどうすべきかを示された彼は、セツナ・まみかの件について心の整理は一応ついたと思います。
もしメテオラまでが犠牲になったらさらにショックでしょうが、彼女の言葉通りに選択と覚悟を決めるときが来るでしょう。それは意外に早いかもしれません。そうなったとき物語はさらに面白くなりそうです。
颯太が具体的にどういう行動をとるかははっきり見えませんが、彼がクリエイターに覚醒してアルタイルを止めるべく対抗キャラクターを現界させる展開に期待しています。それが、アルタイルを止めようとするまみか・メテオラの意志に応え、何よりセツナに嫉妬して努力せず何もしなかった過去の償いになると思いますからね。颯太はここから奮起してほしいです。