レクリエイターズ 11話 評価/感想/考察:ようやく前を向きだした颯太。アルタイルの出自は次回に語られる?【Re:CREATORS】



Re:CREATORS(レクリエイターズ)11話、颯太とシマザキ・セツナの過去が、遂に詳細に描かれましたね。ディテールは別にして、大体のイメージはこれまで想像していた通りの内容でした。
あまり考察ネタがない回でしたが、気になったところをピックアップして記してみます。

前を向きだした颯太。いずれ神様の特権を行使する時が来る?

11話はこれまでの伏線回収がメインの話で、今後の展開についての伏線などは特になく、あまり考察ネタが浮かばなかった回でした。

ただ、あるとすれば初めて本格的な絡みが描かれた、颯太と鹿屋瑠偉の会話ですかね。セレジアやメテオラ、まみか達が悲惨な目に遭う中、何もできない自分は鹿屋たちのように世界を救う力がないとうそむく颯太。そんな彼に「君は神様じゃないか。できないことなんて無いよ」と鼓舞する鹿屋の言葉が印象的でした。

松原さん達プロ作家はもちろん、セツナと比べても実力・実績共に無いに等しい颯太も、鹿屋達からみれば、世界とキャラクターを創造できる存在なんですね。颯太もやろうと思えばいつでも創造主になれるわけです。前回の考察でも記しましたが、颯太がその神様の特権を行使して、アルタイルに対抗できるキャラを現界させる時がいずれ来るように思えてなりません。

今回、鹿屋に諭されて久々に明るい表情を見せ、そしてセツナの件を皆にカミングアウトして、現状に積極的に関わっていこうとする姿勢から、その線は濃いと思います。


余談ですが、鹿屋が言うには「(自分たちは)使命がはっきりしているのは楽だ。向いてないことをやらされることなんて無い。でも颯太達は違う。自分の行く場所を自分で決められる。容易くはないけど…」みたいなことを述べていました。彼の言うとおり、リアルな人生もやろうと思えば自由に進路を選べますが楽ではないですね・・・「いい大学に入って、いい会社に入って(公務員になって)、終身雇用」とか(最近は崩れかけていますが)、そんなレールに乗れた方が楽そうですが・・・ちょっとリアルを連想させられる話でした(苦笑)



アルタイルの出自、セツナの自殺については次回?

颯太が明かしたシマザキ・セツナとの過去でしたが、彼女の大体の人となり、颯太の抱いていた感情がよく見えてきましたね。

シマザキ・セツナこと、本名「シマザキ・ユナ」ですが、内気で言葉もドモりがちなオタクらしい眼鏡っ娘でしたね。あとかなり可愛いです。ただ、「構図丸パクリ」だの「剽窃絵師」だのと追いつめられて自殺するのも分かるくらい繊細そうなタイプでしたね。

そんなセツナが手の届かない存在になっていき、嫉妬の念を持ってしまいフォローもせず何もしなかった颯太。人間らしい感情ではあるとは思いますが、それを乗り越えてセツナに手を差し伸べることができたら、彼女の運命は変わっていたかもしれません。だからこそ、そんな個人的な事情だからこそ、なかなか皆にカミングアウトできなかったのでしょうが・・・


颯太の回想はまだ続くようで、次回はおそらくアルタイルの出自とセツナの自殺の経緯が描かれるでしょう。アルタイルの創作についての颯太の関わり、セツナが自殺したときの彼の心境など、注目したいです。

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