プリンセス・プリンシパル BD円盤 特典評価(5,6巻):プリプリはまだ終わらない!これは続編期待できます!!【プリプリ】

プリンセス・プリンシパル BD 第5巻、第6巻のレビューです。TVアニメ放送時でも特に盛り上がった神回が収録されてる両巻ですね。

本編が十分すぎる出来なのは言うまでもないですが、スタッフインタビュー、ピクドラ特典はそれだけでは得られない、プリプリ世界の魅力が詰まっています。


【他巻のレビュー記事】

BD第5巻レビュー


第5巻 プリンセス・プリンシパル V (特装限定版) [Blu-ray] の特典レビューです。



  • 右上:BD本体
  • 右下:16Pオールカラー作品解説書
  • 左下:スタッフインタビューブック
  • 左上:美術ボード集


まずは、いつもの16Pオールカラー作品解説書。興味深かったのは音響監督を務めた岩浪美和氏のインタビューですね。これまでのキャスト・スタッフインタビューでも散見されていましたが、アンジェ・プリンセスの入れ替わり演技などは、アフレコ現場でも混乱することが多かったようです。確かにちょっとでも気を抜くと、誰が2人を演じているのか分からなくなりそうw

アニメを見ても、2話のアンジェ(プリンセス化)、11話のプリンセス(アンジェ化)はこれ本当にキャスト同じなのか?と思いましたし。話によれば、プリンセスに関しては「ロイヤル感」というのがカギだったとのことです。公の場とアンジェと2人の場で、その上げ下げの調整にこだわっていたとか。

また、曲に関しては「このアニメといえばこの曲」という風に、覚えてもらうことを意識されていたということです。名曲やヒット曲というのは、自然に口ずさめるほどの作り込みがあるとは言われますが、プリプリについてもそういう曲は確かにありますね。自分の中では「プリプリといったらこの曲」かな。


[iTunes] operations in action

梶浦由記



「テーレーレ、レレーレ、レレーレ、レレーレ♪」……チーム白鳩のミッションの盛り上がり場面でよく流れる曲。BDのトップメニューでも流れますね。

スタッフインタビューブックは、美術監督をはじめとした作画関係のスタッフの話題が多く収録されていました。アニメ見ててもキャラの方に目が行きがちですが、背景画の情報量の多さはいつも感じてましたね。その通り、使われなかった美術設定が無数にあるくらい制作は熱が入っていたようです。

特典の美術ボード集を見ても分かりますが、アルビオン王国の街並み、クイーンズ・メイフェア校など、見返しても上品かつクオリティの高い背景が多い作品だったなと。みんな上品で魅力的なキャラがほとんどでしたが、それを壊さないための背景づくりの意識が伝わります。

さて、映像特典の「完全新作ピクチャードラマ」。

「case18.5 Black blab」
「この中に一人、犯人がおる―。」ちせの言葉から端を発し、いつになく重苦しい雰囲気の博物室。お互いを探り合うチーム白鳩のメンバー。果たしてこの中で一番の嘘つきは誰なのか、そしてちせの言う「犯人」の正体とは?

とある日の、チーム白鳩談話。「犯人捜し」など、何やら穏やかじゃないですが、事件の内容も犯人もまあ大げさな話じゃなかったですねw 話の中でベアトリスはプリンセスの声に変声しながら、独り「同級生芝居」をやっていたことが発覚したり……そんなにタメ語でプリンセスと話したがってるんだw

アンジェは嘘つきということで真っ先に疑われたりと安定でしたね。犯人捜しのなかで「真っ黒姫」と疑われたプリンセスの、その呼び名に思わず吹き出してしまう場面も。プリンセスのことをアンジェが内心どう思っているかが、また一つ見えたような気がしますw

ただ、その後プリンセスからのいじわるな反撃に遭うことにw プリンセスは嘘つきじゃないんですが、本心を隠すのがうまいんですよね~ ピクドラでもアンジェはプリンセスに勝てない……

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BD第6巻レビュー

第6巻 プリンセス・プリンシパル VI (特装限定版) [Blu-ray] の特典レビューです。



  • キャラクター原案:黒星紅白描き下ろし全巻収納BOX


  • 上:BD本体
  • 右下:16Pオールカラー作品解説書
  • 左下:総作監修正集
プリプリ円盤マラソンもこれでラスト!最終巻というだけあってか特典も豪華です!一番目をひくのは何と言っても、黒星紅白先生描き下ろし全巻収納BOX。スパイらしくクールに怪しく決まってるチーム白鳩の集合イラストで飾られたBOX。本当に素敵です。アンジェに色っぽく絡んでくっついてるプリンセスですが、この絵柄だとなんか余計に美味しく見えちゃいますね^^

単巻特典としては豪華なBOXですが、単巻を全6巻揃えればBD-BOXを買ったのと同じになるようなシステムなのですね。(BD-BOXとしての商品は出ないのかも?)


BD本体パッケージ裏面は幼少期のアンシャロ!総作監修正集は最終話case24の修正作画が収録されています。アンプリの笑顔は作画レベルでも眩しいです!!

そして今回ある意味一番うれしいのが、作品解説書の最後にある橘監督のインタビュー。全12話の振り返り、ターニングポイントのエピソード(第7話、10話を挙げられていました。)についての言及がありましたが、何と言っても続編展開を示唆されているのがヤバい!!

本編は“アンジェとプリンセスの物語”という形で一度けじめをつけましたけど、アルビオン王国の中でけじめをつけていない部分がまだあるので、そこはいずれきちんとみなさんにお届けできる日が来たらいいなと思ってます。まだまだ『プリンセス・プリンシパル』の物語は終らないので、またいつか、お会いできる日を楽しみに待っていてください。

これは続編大いに期待できそうですね!!最終話の感想でも記しましたが、アルビオン王国や壁の件はもちろん、回収されるべき伏線は他にもあります。アンプリの物語もまだ“アンジェの心の壁を壊す”というプリンセスの素敵なミッションが残っています。何より、これだけの出来栄えのアニメをこのままにしておくのは、あまりにも勿体ないです。まだだ、まだ終わらんよ!!


さて、映像特典の「完全新作ピクチャードラマ」。

「case21.5 Dreaded dream」
カサブランカにある白い家を、アンジェに案内されたプリンセス。
そこで今夜の夕食について話していると、プリンセスが妙なことを言いだして…。

今回のピクドラはこれまでと違い、アニメ絵で演出されているのが特徴ですね。キャラは殆ど動きませんが、最終巻ということでちょっと趣向を変えてきたということでしょうかね。

ピクドラの内容ですが、まあ見事な変化球でしたねw

  • 前半:真アンジェ(シャーロット)ここにあり!
  • 後半:まさかのドロアン!
といったところでした。

例のカサブランカ・ホワイトハウスで、遂にプリンセスと2人きりになれたアンジェ。内心すごいウキウキしてるアンジェですが、プリンセスとお互いの本名(アンジェ=シャーロット、プリンセス=アンジェ)で呼び合うところは本当に少女らしい調子ですね。

その後、やはりいじわる(?)なプリンセスが内緒で誘っていたチーム白鳩がやってくるのですが、そこで取り乱す姿など普段のクロトカゲ星人からは想像もつきませんなw これが本来のシャーロット嬢なのです。これからみんなでムール貝パーティ!!

……と思いきや、それは任務中に居眠りしてたアンジェの夢オチだったというw さらにそこには、ドロシーが居合わせていた!アンジェが思わず寝言など言っていたかと尋ねたところ「何も言っていない」と返すドロシー……ですが、ムール貝のお店に皆で行こうと切り出してくるところ見ると、ドロシーは何か聞いていたようですねw

プリンセスとはもちろんイチャイチャしたいところですが、チーム白鳩みんなと楽しく過ごすのも満更じゃないというアンジェの夢(本心)。それを察してさらっと気遣いしてあげるイケメンドロシー。最後までいいお話でした。アンジェの夢ですが、これは最終話で少しだけ叶えられた形になったかもね^^

ちなみに第6巻の映像特典には他に、第1話~第8話(BD版9話)までをcase順にソートした総集編「アンジェ・レポート」も収録されています。以前はWebで動画公開されていましたが今は視聴できなくなっている模様。だとすればこれはかなり貴重な特典になります。


プリプリ円盤マラソン、これにて完了!やり切った~~!!
ですが、これですべて終わりとは思っていません。橘監督のインタビューの件から続編制作の可能性が大いに上昇したので、今後もプリプリの展開から目が離せません!形はTVアニメでも劇場版でもいいですが、楽しみにお待ちしてますよ!!

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【他巻のレビュー記事】

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